演劇 音楽 beyond2020
Camerata Project 小劇場オペラ《出雲阿国》福岡公演
-
「オペラのさらなる可能性の追求」を目的に活動を行っているCamerata Projectによる、新作日本語オペラの上演企画です。
西洋音楽ジャンルであるオペラの伝統的な様式を踏まえたうえで、日本語や出雲阿国という日本の題材、そして西洋楽器と併せて和楽器(尺八)を用い、新たなオペラの形を提案するとともに、オペラを通して日本の魅力を広く発信していくことを目的としています。
現在、東京オリンピックに向けて日本文化を見直す動きが高まる中、能に着目した企画は多くみられるのに対して、歌舞伎については少ないように見受けられます。阿国が歌舞伎を創始したのが1600年頃、そしてヨーロッパでフィレンツェ・カメラータがオペラを創始したのがちょうど1600年頃。約400年の時を経て、東京オリンピックを目前に控えたいま、歌舞伎とオペラが出会います。
あらすじ
京都へ出向いた出雲阿国と付人の加賀菊は、傾奇者として知られる名古屋山三郎と出会う。山三郎に恋慕の情を抱いた菊は、惹かれ合う阿国と山三郎を見て苦しむが、ある日山三郎が井戸右衛門討伐を命じられたことを知る。右衛門に返討ちにあい瀕死の山三郎のもとへやってきた菊は、山三郎のあとを追って自害。そこへ現れた阿国は、事の行く末を嘆くが、「自らを芸に生かす」と歌舞伎者として生きていく決意を歌う。
登場人物
出雲阿国
出雲国杵築中村の里の鍛冶中村三右衛門の娘。出雲大社の巫女となり、文禄年間に出雲大社勧進のため「ややこ踊り」で諸国を巡回して評判になった。山三郎と知り合った後に歌舞伎踊りを創始し、歌舞伎の始祖となる。名古屋山三郎
尾張国名古屋高久の次男。15歳で蒲生氏郷に見出され、陸奥名生城攻略や九戸政実の乱で一番槍の功を立てた後、森忠政の家臣となった。見目の麗しさもさることながら、茶道や和歌に関しても見識が深い傾奇者。加賀菊
阿国のもとで芸の修業をしながら、身の回りの世話をする付人。一座の中でも信頼が厚く、阿国にとっては妹のような存在。出演者
永井秀和(作曲)、角直之(脚本・演出)、澤村杏太朗(指揮)、星野善晴(美術)、田村真歩(制作)、今状華乃子(出雲阿国)、江頭隼(名古屋山三郎)、本田唯那(加賀菊)※古賀市出身、瀧北榮山(ファゴット)※福岡市出身、浦田拳一(ファゴット)、長田健志(ヴィオラ)、有岡菜保(ピアノ)※太宰府市出身
-
※イベントは終了しました
期間・時間 2018年12月21日(金)
18:30開場 19:00開演
18:40からプレトークを行います
会場 福岡市科学館 サイエンスホール 住所 福岡市中央区 六本松4-2-1 GoogleMaps
地下鉄七隈線六本松駅下車すぐ
西鉄バス六本松バス停下車すぐ料金 3,000円 チケット取扱 ホームページの申込フォーム(https://camerataproject.wixsite.com/izumonookuni/ticket)より申し込み
料金は当日窓口にて支払いサイトURL https://camerataproject.wixsite.com/izumonookuni 主催 空間創造Oto Camerata Project 問い合わせ camerataproject@gmail.com