FFAC 演劇
国際舞台創造支援事業 『Asian Parallax』
-
「Parallax」とは、視差のこと。
二つの目による視差で、距離や立体を正確に捉えるように、今回は、韓国・シンガポール・香港・日本の4ヶ国から、国際舞台フェスティバルのディレクター等をお招きし、福岡発の作品の姿を捉えます。
上演するのは、福岡で国際的な作品づくりに取り組む3つのカンパニー。それぞれ独自の手法で、言語の壁を超え、共有される表現に挑みます。
28日のパネルディスカッションでは、各国の国際舞台フェスティバルについてもご紹介。
進化する福岡の演劇シーンをお見逃しなく!
<上演団体と上演作品(※団体名50音順)>
近年の福岡―釜山の芸術交流の中で、手法の開発に取り組んできている3団体が上演を行います。
(※それぞれの上演時間は、30分~60分)
●M.M.S.T 『カンディード』
原作/ヴォルテール
構成・演出/百瀬 友秀
出演/Han Lee、上野 敦子、豊田 可奈子、鷲野 美佳
作品概要/純真な青年カンディードは、哲学の恩師に教わった最善説を信じていたが、故郷を追われる身となり、放浪の地で様々な災害や苦難に出くわす中で、困難の因果に疑問を持ち始める。さらに、生き別れた恋人や恩師などとの繰り返される出会いと別れから、人生とは何かを問い直していく。フランスの作家ヴォルテールの代表作。
団体プロフィール/「現代における演劇の確立」をコンセプトに1998年より活動を開始。
舞台作品の他、サウンド・パフォーマンスや 映像インスタレーションにおいても作品を発表。舞台に立つ身体の特権性を常に問い返しながら、独自の身体感覚で現代から古典まで様々なテキストに取り組んでいる。
団体公式サイトURL…http://www.mmst.net/
●グレコローマンスタイル 『SOME GAP SOUL』
脚本・演出/山下晶とグレコローマンスタイル
出演/カン・ミンジ、ヤン・ヒョユン、柳鶴 誠、山本 由貴、中山 大介、山下 晶
作品概要/韓国・釜山で天才的な占い師と評判の女は、ここ最近大きな占いをはずして、大口のスポンサーにも見放されかけている。何とかスポンサーを引き留めたい女は、起死回生のため大きな賭けに出る。
日本語と韓国語が入り乱れる「通訳芝居」で織りなす、異文化「若干の隙間魂-SOME
GAP SOUL-」シチュエーションコメディー。団体プロフィール/2002年に『役者の、役者による、観客のための集団』をキャッチフレーズに結成。2014年には通訳芝居『晴レタラ、見エル。』を福岡と釜山で上演。2015年にはHANARO project vol.2『ドラマ』にて同一テキスト『ドラマ』の日本語バージョンを演出し、福岡と釜山で上演を果たす。
団体公式サイトURL…『グレコの魂』www.grecoromanstyle.com/
●14+ 『三人姉妹』
脚本/A・チェーホフ (訳:神西清)
演出/中嶋さと
出演/吉田 忠司、池田 岳人(以上14+)、Kate Moser、百田 彩乃(だーのだんす)、宮地 悦子、別所 淳子、宮木 秀明(Act.base)
作品概要/将軍だった父を亡くし、ロシアの片田舎に住む三人姉妹。幼い頃、裕福な暮らしをしていたモスクワ時代を懐かしみ、再びモスクワへ行くことを願うが、次第にその願いは、日常の中にかき消されていく…。チェーホフの四大戯曲の一つ『三人姉妹』を、アメリカ人の女優を迎え創作。作品テーマから、現代日本の問題を浮き彫りにしていく。
団体プロフィール/2008年結成。福岡市を拠点に活動中。社会性とエンタメ性をあわせ持つ、リアリティのある虚構世界の創作に定評がある。2009年「FFAC創作コンペティション」にて最優秀作品賞、観客賞をW受賞。2013年より韓国の団体との共同製作と韓国公演をスタートさせる。2014年には第5回福岡アジア美術トリエンナーレで演劇作品を上演し、同作品を韓国・釜山でも上演。
団体公式サイトURL…http://www.fourteen-plus.com/
<ゲスト>
香港・シンガポールからは、それぞれ福岡アジア文化賞の受賞者であるダニー・ユン氏、オン・ケンセン氏を通じ、ゲストの招聘が実現しました。韓国からは、日韓交流に取り組むHANARO projectの協力を得て、ゲストをお招きしています。国内からは、福岡出身でKYOTO EXPERIMENTのプログラムディレクターである橋本さんをお招きします。
■韓国/キム・ドンソク(釜山国際演劇祭(BIPAF)実行委員長)
■シンガポール/ヌーリーナ・モハマド(シンガポール国際芸術祭 (SIFA)
O.P.E.N.ディレクター、マーケティング・コミュニケーション・参画部門ディレクター)■香港/ウォン・ユエワイ(進念・二十面體(ズニ・アイコサヘドロン)プロデューサー)
■日本/橋本裕介(KYOTO EXPERIMENT/ロームシアター京都 プログラムディレクター)
-
※イベントは終了しました
期間・時間 2016年2月27日(土) ~ 2016年2月28日(日)
27日(土)13:00~17:30 3作品上演とアフタートーク
28日(日)13:00~17:00 パネルディスカッション「国際舞台フェスティバルの現在」
(※各日とも12:30開場/途中休憩あり/終了時間は予定)
会場 スカラエスパシオ 住所 福岡市中央区渡辺通4-8-28 F.TビルB2 GoogleMaps
料金 【27日参加チケット(3作品観劇+アフタートーク)】
一般…3,000円、高校生以下1,000円 (当日券は各500円UP)
※賛助会「わの会」会員は各200円引(※アートリエのみ取扱い・前売のみ)
【28日参加チケット(パネルディスカッション)】
参加費…無料(要事前申込み・定員有)
※申し込み方法…下記の申し込み先へ、①お名前 ②ご連絡先電話番号 ③ご参加人数を添えて、メールまたはFAXでお申し込みください。
(お申し込み後、平日3日以内に返信がない場合は、未着の可能性がありますので、お問い合わせください)
=============================
※27~28日両日参加の方は、同時にお申し込みいただけます。
※トーク・ディスカッションは、日本語/英語/韓国語の逐次翻訳。
※全席自由 ※未就学児入場不可
◆本イベントでは、枚数限定で外国人の方をご招待いたします。
ご希望の方は、①お名前 ②国籍 ③連絡先電話番号またはメールアドレス ④来場人数 ⑤27日のみ/27日28日両日のいずれか を添えて、下記申込み先へメールにてお申し込みください。(無くなり次第、終了)チケット取扱 チケット発売日:2015年12月15日(火)10:00~
チケット取扱い:
・(公財)福岡市文化芸術振興財団<予約のみ>※平日9:00-18:00受付
・アートリエ(福岡アジア美術館7F)<店頭販売のみ>
※毎週水曜休館・但し12/23(水)は開館、12/24(木)休館。年末年始(12/26~1/1)休館
チラシのダウンロード 主催 主催:(公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市
協力:福岡アジア文化賞委員会、HANARO project
後援:一般社団法人 日本演出者協会
平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業問い合わせ お申し込み・お問い合わせ:
(公財)福岡市文化芸術振興財団 舞台芸術振興課
担当/中原・山田 TEL:092-263-6266 FAX:092-263-6259
〒810-0802 福岡市博多区中洲中島町3-10-6F
HP: http://www.ffac.or.jp/ Mail:npo-b【@】ffac.or.jp